2020年1番最初の祥月月忌法要ということもあり
とてもたくさんの方が家族動物の供養に来られました。
お年賀のお餅を来られた方に配らせていただきました。
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
新年みなさまあけましておめでとうございます。
今年は鼠年です。うちの住職は鼠年で72歳になります。
十二支というのはよく植物で表されます。
鼠というのは一番最初ですから「種」です。
種というのは芽を息吹かせていく大事な時期なのです。
種というのは土の中に入れば勝手に出てくるものではないですよね?
水や太陽・風があって花が咲くのです。
そのため、仏教では縁を大事にしなさいよと言われています。
では大事にするとはどういうことなのか・・・?
むやみに水をドバドバーといれたり早く咲いてほしいから肥料をたくさんあげる
こういうのはどうですか?
芽腐れするし花は咲きません。
我々も縁というものに偏りすぎてもだめなのです。
上手に縁と付き合っていってどんなご縁も私には必要であったんだなーと感じていく
そんな一年にみなさんしていっていただいたいなと思います。
こそで大安禅寺は今年こんなテーマを作りました。
「無事」
よく聞く言葉ですよね。
みなさんの思う無事っていうのは「今日も無事に一日終わってよかった」というような感じで使いますね。
この「無事」は昔から『老荘思想(ろうそうしそう』という中国から入ってきた言葉なのです。
みなさんが一般的に使っている無事という言葉は平和という意味です。
でも禅宗の無事というのはちょっと違います。
どんなご縁も今日私が私であるために必要なご縁だったとどんなご縁も受けたわまった心。
簡単にいうと余計なものに捕らわれるなということです。
例えば自分の好きなものばっかに捕らわれていく
嫌いなものを嫌っていくこれたちは大間違いです。
両方自分の人生にとって大事なんだなぁと受け取っていくことが大事なんです。
みなさんここにお参り来ていられる方は家族動物の死という自分にしかわからん
そういった心境を受け止めてここに来られてるんです。
足を延ばしてちゃんと手を合わせれる自分というものを大事にしてもらいたいなと
苦しいこと・悲しいこと
日々日常には思い通りにいかないことあると思いますけれども
ここにきて拝める自分というのを大事にしてほしいです。
なぜならばみなさんはちゃんとその心に気付いて来られているんです。
みなさんの今日という日常にこの日があると来ていられる。
大事に大事にしていただきたいなと思います。
《次回の法要の日程をお確かめください》
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