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3月7日 福井動物霊苑にて祥月月忌法要が行われました

 

 
多くの方にご参列頂きますので、
新型コロナウイルス対策と致しまして・・・
 
出入口の常時開放
納骨堂外でのお焼香台設置
非接触型体温計での検温
消毒液自動噴射器設置
受付スタッフのフェイスシールド装着
 
上記を実施させて頂き、皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
 

 

 
来月の法要も皆様のお越しをお待ちしております。
また、YouTubeにて法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
 
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
 

 
今日は春の清々しい一日の中に大勢の方がお参り頂きまして心より感謝申し上げます。
ちょうど3月でようやく1月の豪雪を忘れてしまうくらいですね・・・
お寺一帯を見てみると、
フキノトウであったり、新芽が息吹く季節になりました。
 
暦では3月は”弥生”と申しますけれども、
これは新芽が息吹く様を表す言葉です。
 
我々禅宗の言葉に
 
春色高下無
(しゅんしょくこうげなく)
花枝自短長
(かしおのすからたんちょう)
 
というものがあります。
読んだだけで意味が分かるでしょうか?
 
春色というのは春の日差しです。
つまり、春の日差しというモノは
満遍なく、高下なく、差別なく、
皆に振り注いでいくということなんです。
 
そういった中で枝うものは所によって
短い・長いがあります。
そういう自然のあるがままの情景を詠っているのです。
 
これがどうやって禅の言葉になっていくかというと・・・
 
平等即差別
差別即平等
 
これを言い表しているのです。
我々は
【みんな違ってみんな良い】
ということも大事なんだけれども、
どうしても差別というと、
皆さん違和感があるかもしれません・・・
 
区別はありますよね?
女性・男性といったものもあるし、
または短い・長いという区別もある。
 
それぞれに個性というものがあるわけであります。
 
我々の世の中のというものは
そういった春の日差しが
満遍なく平等に降り注がれている中でも
ちゃんと区別というものがあります。
 
区別というモノをどうみるか?
ソコが大事だぞと教えてくれているわけです。
 
どういうことか?
例えば、春の日差しが降り注いでいる中植物たちがいます。
植物たちは短く、日差しをもっと浴びたいと思って伸びていく。
自分というものの使命をただまっとうしているだけなんですね。
 
これを人間の社会に当て嵌めていくと中々そうはいきません。
この短長というもの区別というものに我々は〝 比べっこ ″をしているようです。
誰かを比較し、妬み。
嫉妬というモノです。
 
実はそういうことが大事なのではなく・・・
【みんな違ってみんな良い】
というのも大事なんだけれども、
まずは今自分の為すべきことは何か?
使命というものは何なのか?
見つめていくことが大切なのです。
 
もっと言うと、
” 
何事にも
『両面』
を持ち合わせている。
 
そういう中に
私たちの
【人生】
というモノはあるのです。 ”
 
これが真実なんだと・・・
これを見極めていかねばならないのです。
 
今年の雪の影響でお寺にある杉の木が沢山倒木しました。
その片づけを今やているのですが・・・
掃除の対象なのです。
庭や境内は私の中では。
皆さんが来て下さるので恥ずかしくないようにと。
整備の対象だったのですが、
あるお客様からこういう一言をいただいたんです。
 
「大安禅寺さんの境内を歩いていると
本当に気持ちがいいですよね。
私は一年を通じて境内を散策させて頂くのです。
なぜかというと、四季を感じることが出来るんですよね・・・
いつもありがとうございます。」
 
この言葉を頂いたときに、
ハッとさせられました。
 
私にとっては整備の対象だけれども、
ある方にとっては、
四季を感じる、
心地よく、癒される場所なのだ。
 
そう思った時に私の考えはダメだなっと思いました。
自分は整備しなくてはいけない。
謂わば、嫌な気持ちが前面にでています。
 
そういう方にとっては心地の良い場所・・・
ならば、そういった方の為に自分が出来ることがあるのではないか?
という思いで整備にあたると、
アプローチの仕方が変わってくるのです。
 
そういった区別というモノを
どう捉えてアプローチをしていくか。
これが我々の心の自由自在性なんだと思います。
 
春色高下無
 
満遍なく降り注ぐその日の中で
今自分が何をなして、
どう生きていくか。
 
これをこの言葉は教えてくれているわけです。
私はそのお客様の言葉に救われました。
 
自分の為すべきことを見誤っていたな。
もう少し省みて自分の為すべきことを
見つめていきたいなと
そう思わせていただいたお話でございました。
 
ぜひ皆さんもこの言葉を胸に掲げて頂きまして、みなさんの人生の心の豊かさに繋げて頂ければ幸いでございます。
本日はこのようなお話でございましたが、
また来月も皆さんご供養宜しくお願い致します。
今日は本当にありがとうございました。  

お客様の声
大野市H様 / 愛知県T様

  
《次回の法要の日程をお確かめください》
 
当社は北陸地域の金沢市、小松市、福井市、鯖江市の計8ケ所に店舗があり 石川は加賀・福井は敦賀と全域で、
ペット犬、猫、及び他動物の葬儀、火葬、納骨、動物霊園運営を行っております
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