新型コロナウイルス対策と致しまして
　
・入口の常時開放
・外観音前でのお焼香台設置
・消毒液自動噴射機の設置
・非接触型体温計による検温
・スタッフのフェイスシールド装着
　
を徹底させていただき、皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
　
来月のお祥月も皆様のお越しをお待ちしております。
　
Youtubeにて祥月の様子を動画にて掲載しておりますのでご覧ください
　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　

　
本日も誠に暑いわけでありますが、
今年はこの暑さが長く続いておりました。
皆さんも体が堪えているのではないかと思います。
　
また、７月２９日は丁度大安禅寺がある地域で
集中豪雨がありました。
もう、３時、４時ぐらいは雷がすごかったです。
　
ちょっと心配になって起きたりして
外を見ていたのですが
４時ぐらいの時点では大丈夫だったのですが、
５時ぐらいになりますと
これは危ういなと思っていましたところ、
お寺の渓流が氾濫しまして
境内にも水が入り込みました。
　
今工事中の本堂も床下浸水しました。
私達が住んでいる家の後ろも土砂崩れが起きたり
氾濫した水が参道に全部流れ込みました。

山を抱えて護持する身でありますから、
日々、それの対応というものは考えています。
丁度工事現場の人もおられましたし、
朝６時に来てくれてですね。
そこからみんなで土嚢を積んで
早めの対応をしたおかげで、
最小限の被害で済んだかなぁと思っています。
今はもちろん復旧活動しておりますが。
　
そんな中、また暑さは戻ってくるし
でもオリンピックは開催されるなど
色んな事に振り回されている私でございますが
そういう中で、皆さんはどのような心構えで
日々生きておられますでしょうか？
　
皆さんにお土産で禅宗の言葉ご紹介したいと思います。
　
”　八風吹けども動ぜず　”
　
という短い禅語があります。
禅の≪　動ぜず　≫とは
梃子でも動かないというイメージではないのです。
　
今まさにオリンピック
今日が閉会式でしょうか？
早いですねぇ２週間。
　
まさにあの選手たちが
八風吹けども動ぜずの状態だと思うのです。
どういうことかというと、
この八風というのは、
我々の心を惑わす原因となる
８つのことを表しています。
　
【　利益　】
我々はいろいろな自分の
利益になることばかりを求めてしまうけれども、
実はそれは我々仏教の中では
心惑わす１つに数えられます。
　
【　衰退　】
これはみんな嫌ですね。
年を重ねていく中でも
我々色々と体の衰退というものがありますが
そういったものも一つです。
　
【　陰口　】
これは嫌ですね。
我々はそういった陰口
というものがあるわけですが
そういった噂話に振り回されていく。
　
【　名誉　】
肩書・地位・名誉こういったものですね。
すぐ我々は自分の肩書・地位・名誉に
凝り固まってしまう時があります。
これが悪いわけではありませんが、
よく、名刺をもらうと
肩書がいくつも書いてあるのかとなる時があります。
　
【　勝算　】
今まさに天狗になるというのでしょうか？
オリンピックの選手の方で
天狗にならないように鼻を自分でへし折りました。
という方がいらっしゃいました。
　
【　悪口　】
人からの直接的な嫌な言葉。
　
【　苦しみ　】
　
そして
　
【　楽しみ　】
　
この八つのことが我々の心を惑わすものとされています。
けれど、それに動じない。
惑わされない心というものが大事だよという事なのです。
　
惑わされないというのは
動かないということではなく、
風鈴をイメージしてください。
　
南から吹いてこようが、
北から吹いてこようが
それに吹かれずにピタッと
止まっている風鈴がありますか？
ありませんよね。
　
南から吹いてきた風であろうが
北から吹いてきた風であろうが
その風にちゃんと振られながら
自分の音色を出していく
これが禅宗の『動ぜず』なのです。
　
つまり、頑なにならずに
色んなご縁が我々にはあります。
今のオリンピックの選手たちは
５年間、コロナの中で延期して
無心に向かっていった人達への
リスペクトを我々は忘れてはいけないのです。
　
選手たちは色んな心境があったと思います。
そういった中で、入賞。
金・銀・銅
出場した事、それぞれの立ち位置で
それぞれの立場で心をフル活用して、
自分なりの音色を出したのではないかと思います。
　
苦しい時は苦しい。
久保選手の涙が忘れられませんけれど
あぁいった苦しい中に
苦しくて泣いているけれど
留まらずにまた動き出していく。
　
これが禅の『動ぜず』です。
皆さんの人生もいろいろあるけれども
家族動物が亡くなったときに
スンっっと泣かないでいることができますか？
そんなことはしなくていいのです。
　
泣けばいいのです。
それが供養なのですから。
泣きたいときに大いに泣いて
でもちゃんとそこから
自分の生きる糧にしていく。
　
これが八風吹けども動ぜず
　
我々色々起きますけれども、
ぜひ、この暑さを乗り切ってですね
　
いつか必ず月がきれいで
涼風が吹く秋が来るわけです。
そういった日を望みながら
今日も一日元気よく生きていきたいな
と思うわけであります。
　
どうぞ、
　
八風吹けども動ぜず
　
覚えて帰ってください。
今日は本当にありがとうございます。
　
　
≪お客様の声≫
　
勝山市ｋ様

早々に来て下さいまして
大変ていねいにしていただきました。
安心して送る事ができました。
　
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　
当社は北陸地域の金沢市、小松市、福井市、鯖江市の計８ケ所に店舗があり　石川は加賀・福井は敦賀と全域で、
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