祥月月忌法要における新型コロナウイルス対策と致しまして、
　
・納骨堂内の出入り口の常時開放
・消毒液自動噴射器設置
・受付時に非接触検温
　

上記の対策を行い、またスタッフのフェイスシールド装着を徹底することにより、
皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
　

　

　
YouTubeにて、法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
　

　
　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　
１０月に入り、緊急事態宣言も解除になりました。
また今日のような秋晴れで、沢山の方が久しぶりに外に出歩いて、
満喫されているのではないかと思います。
　
暑さ寒さも彼岸までという風に言葉があるように、
１０月に入りましてこのように過ごしやすい時期となってまいりました。
　
先月のお彼岸中もこの動物霊苑堂に沢山の方が彼岸参りに来て頂いたと伝わっております。

お彼岸期間中は私、大阪のお寺の方に出向しております。
大阪の天王寺区にあります「四天王寺」という大きなお寺で、
かれこれ２５年ですかね、お彼岸の法要に１週間務めてるわけでございます。
　
行ったことある方いらっしゃいますかね？
北陸というよりも、全国にあそこまで大きなお寺がないでしょうね。
大阪のど真ん中、天王寺区に３万３千坪と言いますから、
一説によりますと、甲子園球場の３倍位の境内があり、
非常に大きなお寺になります。
　
聖徳太子さんが創建されたという、日本を代表するお寺でございます。
　
何十万人という方々が四天王寺参りと言われて、皆さんお越し頂いてます。

去年・今年はコロナ禍の影響で沢山の人を入れるわけには行けませんでしたが、
それでも沢山の方々が、ここにいる皆さま方と同様に、
先祖供養のために法要に来られました。
　
お彼岸期間中のお話をさせて頂きましょう。
　
お彼岸期間一週間。
中々天候に恵まれないと実現しないのですが、「中秋の名月」
お月さんですね、または夕日ですね。
天候に恵まれて、同時に綺麗な月と太陽を愛でる事が出来ました。
　
９月２１日ですかね、
「中秋の名月」と言いまして、
金沢でもきれいなお月さんが見れたと伝わっております。
先程も言いましたが、私は大阪の方にいまして、
四天王寺の境内で見ていたのですが、
境内からあべのハルカスがドーンと建っているのが見えます。
境内にある五重塔とあべのハルカスがツインタワーのように建ってるので、
とても幻想的で綺麗なんですね。
　
片や、あべのハルカスは「平成の高層タワー」
片や、四天王寺は「飛鳥時代の(今でいう)高層タワー」
　
その間に月が顔を出して、とても幻想的な綺麗な月でしたね。
黙想という形で境内で少し月が見れたことが今回の出来事でした。
　
また、四天王寺さんの話ですが、毎年の事ですが秋の彼岸の中日ですね。
今年は９月２３日が秋の中日でございます。

「日想観（じっそうかん）」という伝統行事がありまして、
西の門の鳥居の真ん中に大きな大きな夕日が
ズッーーと下がって沈んでいく光景が見られます。
　
大昔、四天王寺さんの西の門の前には、海があったらしいのですが、
海に太陽が沈んでいく様子を「日想観」という形で、
夕日が沈んでいくのを拝むという事が昔から行われていた場所でございます。
　
大阪のど真ん中ですので、高層ビルが立ち並んでいる中、
丁度大きな鳥居の中を沈んでいくんです。
これは晴れた日しか見れないのですが、
今年は天気が良く大きく真っ赤な夕日が、
沈んでいく光景に今回は立ち会わせて手を合わせれました。
　
コロナ禍の中ではありますが、
大阪の方々も感染予防をしながら、
沢山の方々が夕日が沈むのを合掌をして、
夕日がある西の方向は、極楽浄土ですね。
極楽浄土に想いを馳せて、夕日に合掌をする。
という様な光景が見られました。
　
この２つの「月・太陽」ですね。
　
仏教では、『月の光を物事を優しく包み込む光』
それは、お釈迦様はお慈悲の光と言っておられました。
　
あと、夕日ですね。
優しくもありますが、太陽は光り輝いて時には眩しくなります。
太陽の日光は、『物事を照らして知恵の光』という風に言っておられます。
　
天皇皇族の眞子様と小室圭様もお互いを「月と太陽」のように例えるような会見が行われましたが、
仏教では、月の光は「慈悲」太陽の光は「知恵」だと伝えております。
　
日本は有り難いことに四季を感じれる国でございます。
我々も四季に応じて、自分の心をリセットするなりまたはリフレッシュできる環境でございます。
　
このように自然の恩恵を受けながら、私たちはこうして生活している訳でございます。
どうか心の中にそっと受け止めて、一日一日感謝の気持ちを持って、
「ありがとう」と手を合わせて生活をしていきたいと思います。
　
今年もこうして皆さま方と気持ちのこもった供養をしていきたいと思いますので、
来月もまたお会いできるようお越し願いたいと思います。
　
本日もどうもありがとうございました。
　
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　
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