サンドーム北動物霊苑祥月月忌法要に
多くの方がお参り下さいました。
その為、新型コロナウイルス対策と致しまして
・入口の常時開放
・１階、２階でのお焼香にて人数の分散
・消毒液自動噴射機の設置
を徹底させていただき、皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
来月のお祥月も皆様のお越しをお待ちしております。
Youtubeにて祥月の様子を動画にて掲載しておりますのでご覧ください。
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
はい、皆様改めましてこんにちは
本日はお忙しい所この御供養にまた
ご参加いただきました
本当に心より感謝申し上げます
ありがとうございます
本当にいい季節を迎えておりますね
うちのお寺の山々も今、青々としてきまして
まあ、こう鯖江ですと
西山公園のつつじが本当に今きれいに
咲き誇っておりますけれども
うちのお寺もまあ、山々の青もありますが
季節の花々がね
今、バラ・クレマチス
え～、つつじもそうですし
咲いて
本当にきれいな風景というものが
うちのお寺の境内に広がっております
で、私も１年の中でこの５月という
季節はとても好きな季節として
特に色濃く映るんですね
まあ、青々しくなる
皆さんなんとなくこうわかると思いますが
冬からずっと移り変わっていって
一番青みが増してくる季節
で、もう一つはやはり
それと合わせてこの草が
凄い生えてきますから
除草が大変ですね
もう草刈り機で毎日やっていますけれども
そういった中で
禅宗の言葉にこういった言葉があるんですね
柳は緑花は紅
なんて短い禅語です
柳は緑そのまんまですね
花は紅これはありのままという
心の大切な情景を表した言葉なんです
柳は緑花は紅
当たり前なんじゃないかと
思うかもしれないけれども
私はこの当たり前という物が
とてもありがたく感じています
と、思えたのも
修行道場で
私は大学卒業して
京都の妙心寺という本山がありますね
太秦映画村の近くにありますね
皆さんがよくピンと来るのは
太秦映画村の近くって言った方が
分かりやすいかな
後、世界遺産の龍安寺のふもとにあるんです
その修行道場
まあ、福井だと永平寺さん
皆さん想像つきやすいと思いますけれども
大変この規律の取れた日々を
送っていくわけでありまして
電気もガスもそういったものはありません
文明の利器というか、一個もなくて全部
窯でご飯を炊きますし、自給自足ですから
畑に二間ほど持ってまして
皆でやっていく
肥料もまあ皆様今こんな事言うと汚い
と思われるかもしれないですけれども
肥溜めなんですね
水洗便所じゃなくてそのまま
我々よくぼっとん便所ですね
昔のね
汲み取り式ですから
それ汲みっとて畑にまいて
本当に自給自足の中で
で、薪とかも
あの～、廃材屋さんに行きましてね
廃材貰ってきて釘抜いて
薪にして
日々の生活送っていくんですよ
座禅修行があって
禅宗の問答があって
そういう本当に今の現状とはかけ離れた
まあ、４年間を私は過ごさせて頂いたんですけれども
そこで一つ分かったのが
あっ、なんだと
なんて自分を自分で
複雑に今まで生きてきたんだろうか
と２２歳の本当に未熟者でありますけれども
今もそうですが
なんて人間って
もっとシンプルに生きれなかったのだろうかと
自分の心で自分の心を今まで
なんで縛り上げてきたんだろうか
そんなものじゃなくて
もっと自由な世界があるじゃないか
で、もう一つ思ったのが
なんだこのままでいいんだ
自分のままでいいんだ
良いこと悪いこと
我々どうしようもない思い通りにならん事
一杯起きてくるけれども
その日々をただ生きていくしかないんだ
やるしかないんだ
諦めからくるやるしかないじゃなくて
もう、やるしかない
そこに一つ気づかせて頂いたんですね
そうなると
冬に雪が降って
春にはちゃんと芽生え
こうやって夏に向かっていって
緑緑になっていって
そして
また秋が来て
こういう１年の繰り返しの中で
ただ当たり前の日を
今日出迎えて
その中で自分の命をとしていく
事のありがたさという物を
つくづく感じさせて頂けるように
なりました
そう思った中で
初めてこの
柳は緑花は紅
今まで当たり前に思っていたことが
なんて素晴らしい言葉なんだろうと
思うようになった訳でありますね
そういう中で
今草刈りをしてますと
もう暑いんですよ
暑くて汗かくの嫌だなあ
と思うこともある
せっかく整備しても猪が荒らしていく
そんな中でふって横を見たらね
暑いんですけどつつじが一生懸命咲いている
文句言わずに時が来れば無心に咲いて
時が来れば無心に嘆かず散っていく
わけですよ
なんて学ぶべきものが
こんな私たちの目の周りにあるんだろうって
気づかせてくれるわけであります
さあ、何が言いたいか
皆さん見過ごしてませんか
我々今色んな情報の中に居ますけれど
もう一度シンプルに
自分の生き方を改めて
見つめさせて頂ける
きっかけってたくさんあるわけでありますね
それは当たり前の大切さからくるものが
一番皆さんにはわかりやすいと思います
なぜなら家族動物
いつも当たり前のように自分のそばいてくれた
この心の支えというのも
恐らく本人しか分からないんです
皆さんしか
そこが大事なんです
そういったもの
命という物を
そしてそれをちゃんと
供養していく皆さんの中に
ちゃんときっかけとなる
気づきがあるんですね
そういったものをぜひ見逃さずに
そういったものをとらえて
さあ、この家族動物の命をとした
このご縁をどう生かしていってあげようか
自分の人生
それが供養なんです
手を合わせること
お坊さんがお経を挙げること
それはもちろん大事なんだけれども
皆さんの人生にそのご縁というものを
生かしていくことが
一番の御供養になっていくということだけは
忘れないで頂きたいなあ
とそんなんでね
皆さんの毎月大変だと思いますよ
こうやって御供養に来てくださる
少しでもその助力に成れればいいかな
思いながら私も毎月お経を挙げさせて
頂きますので
ぜひ、皆さんもそういう思いで
これから悲しいんだけれど
その悲しみもまた力にして
自分の人生を彩り鮮やかに
して頂ければ嬉しいなあと
思います
さあ、５月これから
暑くなっていきますが
暑さに負けずしっかり
心生かしていきましょう
今日は本当にありがとうございました
≪お客様の声≫
吉田郡N様
誤りは何もなかったと思います。
動物の葬儀についてわからないこと
ばかりだったのですが、わかりやすく
説明して頂き、ありがとうございました。
無事におくることができ、本当に
ありがとうございました。感謝です。
《次回の法要の日程をお確かめください》
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