多くの方がお参り下さいました。

　　　
出入口の常時開放
納骨堂外でのお焼香台設置
サーモグラフィーカメラでの検温
消毒液設置

　
を徹底させていただき、皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
　

　
　
来月のお祥月も皆様のお越しをお待ちしております。
　

Youtubeにて祥月の様子を動画にて掲載しておりますのでご覧ください。
　

⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　
改めまして皆さま　こんにちは
本日もお忙しい中、
まずはこの月命いや毎月忌ですね
毎月月忌法要にご法要、
御参詣頂きましたことを
まずは心より感謝申し上げます。
　
ありがとうございます
　
さて、10月ということでございまして
本当に ようやく秋の大季節
という雰囲気をですね感じております。

そんな中で皆さん、あぁ秋だなぁと思う
きっかけになる　そういうまぁ
日常の中にあると思うんですけど

まぁ皆さん金木犀
うちの寺に金木犀と銀木犀二つありましてね　
あぁ、嗅がやきまして
あぁ秋が来たな
そういう風に感じておるわけですが

そういう中でやはり
この皆さんが毎月ね
御供養に来ていただいて
これが本当にありがたいなぁ
と思うわけです。
　
ほんと今日は　あの読み上げる
えー、この我々　戒名札といいますね
　
皆さんの大事な家族動物たちの
このお名前を読み上げさせていただいて
で、どういう気持ちで和尚さん
読んでいるのだろう
思われるかもしれませんが
　
ひとつひとつの名前にね
あ、この方は
こういう意味合いでつけたのかな？
そういうことをいつも思いながら
読んでいる
　
あ、また今月この方来てくれたんだなぁ
とかね思いながら読んでおりますと
ほんと　ずーっと、
うちの父の時からも何十年ですから
　
皆さんのお気持ちを代弁して
しっかりお経を読まなあかんなぁと
改めて自分を顧みるそういう法要に
わたくしはさせていただいて

改めて皆さんに感謝申し上げながらと
思っていたわけであります。
　
そういう中で　あ、よく考えたら
私の読んでいるお経はですね
これ皆さん　私むにゃむにゃと
私読んでいると思いますか？
ちゃんと意味があって読んでます。
　　
で、父親とかまた
私の代わりに来てくれる和尚さんが
読んでいるお経は別かもしれませんが
私は最初に般若心経という
お経をあげているんです。

で、福井は浄土真宗さんが多いですからね。
あの、余り聞き馴染みが無いお経かもしれません。
で、空音そのあとに
延命十句観音経（えんめいじっくかんのんびょう）
って、ここにおられるのが
うちのと一緒に十一面観音さんって

十一個　顔があってね
言ってみたら皆さん　家族動物であったり
皆さんであったり　こう苦しんでいると
もらさず、頭がいっぱいついています。

もう隅っこから隅っこからもらさず
創っていくっていう
仏さん、観音様であります。 　
で、それの福井ってことで観音さんのお経

最後に四弘誓願文（しぐせいがんもん）
今日はここをお話ししようかと思います。
　
四弘誓願文というのは、
4つの誓いのお経なんですね。
これ何かといいますと
みんなが心をより豊かに生きて行く為の
一つの仏教の考えだと思ってください。
　
で、最初　衆生無辺誓願度（しゅじょうむへんせいがんど）
衆生というのは　生きとし生ける
もうみんなです。
　
家族動物みなさん　すべてを救っていこう
そういう一部なんですね。
　
みなさん、そんな難しいと思っているかも思いませんが
すでに皆さんそうなんです。
こうやってお参りにきているでしょ？
　
それなんでですか？
かわいい家族動物が少しでも
安らかにって思うわけでしょ？
で手を合わせる　これがそうなんですよ。
　
そういう人を想う　また生きる
その家族動物の心を想うというと
人としても心ですよね

で、次ここが今日のポイントです。
　
煩悩無尽誓願断（ぼんのうむじんせいがんだん）
　
煩悩は分かりますよね？
皆さんよく使われる
ん？と皆さんよく使う言葉だと思いますが
皆さん煩悩とは仏教語ですからね。
覚えておいてください。
　
煩悩にも３つあるんです。
三六（さんろく）三つの六って書きます
貪・瞋・痴（とん・じん・ち）って
いうんですけれども
　
貧とは貪欲の貪、貧しい
つまり欲求です
欲求ってなんです？
皆さんからすれば睡眠浴とかね
性欲とかね食欲とかね物欲
色々ありますね。
　
つまりこれは
もっと欲しいもっと欲しい
こういう貪っていいますね。
　
つぎ瞋（じん）で、怒りです　怒り
皆さんどう怒りどうですか？
　
最近怒ってらっしゃいます？
　
「ないです」
　
ない？　目が泳いでいるじゃないですか?!
怒らないと　まぁ怒らない方
たくさん居ると思いますが
　
私は未熟ですからね
子供三人を育ててますと
妻と私いつも家の中、
動物園みたいなもんですよ
大変なもんで怒ってばかりですよ
あぁ、いかんなと思いますが
　
悲しくて怒ることもあるしね
自分の思い通りいかんことで
怒ることもあるしね
　
または何でしょうか？
　
えーもう、怖すぎて怒る方もおりますね
我々は怒りっていうものを持っている
これが　ぶわっと出てくるわけですね
　
つぎ、貪・瞋・痴
痴（ち）これ愚痴の痴です。
この痴って何かといったら
自分の思い通り
つまり独りよがり
愚痴ってそうでしょ？
　
自分のこうあるべき
像というものに嵌らないものは
全部除外していく
　
こういう心というものが
実は自分の心に生まれながら
持ってますよっていうのが
この煩悩っていう
仏教での考え方なんです。
　
で煩悩で次、　無尽
尽きないって書いてありますね。
　
ここが面白いじゃないでしょうか皆さん
皆さん　煩悩とか欲望ってね
お坊さんは捨てなきゃならんとかね
無くさなならんと思うでしょ？
　
無くならないものと問いているのは
仏教なんですよ。
　
いくらでも湧いてくると
湧いてくる　だから誓願断
断つ って書くんです。
　
断食の断、断つ　
断って願う
断っていくことを願う
　
ここで断つ
断つって何が無くすことじゃない
捨てる事じゃない
　
例えば、うちのお寺でいう　お庭
ほったらかしにしといてください
そのまんまに　どうなります？
ぼうぼうになるでしょ？
　
我々の心も一緒です
自分のわがまま放題に居たら
欲望まみれに居たら
ぼうぼうになっていくとかね
でも、やっぱり時期を見て
庭は剪定するんですね。
　
松なんて　ただほったらかしにしてても
あんなにきれいになっていきます。
なんであんなに姿が
美しくなるかといえば
庭師さんが剪定の仕方があるんです。
　
剪定の　つまり整えているんですね
その役割として　仏教では断つ
整えるという意味なんです。
まさに　ここでないでしょうか
　
月一回戒名、
皆さんの家族動物の名前読みながら
あぁ、今日も来て下さっている
あぁ、今日も来て下さって
あぁ、この人　
あら？っと　色々と
　
今日は来てないな
名前無いな　ってこともあるんですよ
あれっ？名前読んだかな？
と不安になることもある。
　
さぁ、皆さんにとって供養とは何か
家族動物の命を通して
実は自分と向き合って整えてくれているからこそ。
　
今日もまた、ご飯食べておいしい
あぁこれ美味しい
これ美味しいとはならんのですね
　
ただ、もうひとつ最後、
欲がダメなんじゃないんですよ
欲が無きゃ我々生きていけませんからね。
　
赤ちゃん見てください。
生まれた時に
お腹空いたなんて言わないでしょ？
泣くんですよ
　
お腹空いたら　おかぁちゃん　と泣く
泣くのが伝え方なんです。
それがあるからちゃんと親子で
今日ここまで生きてこれてる
　
さぁ、もう一度、欲との付き合い方
煩悩との付き合い方
こういったものを　ぜひ整え
そういう供養をね
していただけたら
　
また家族動物の縁が違った意味で
皆さんの人生を色鮮やかに
彩ってくれるのではないでしょうか
　
ぜひ大事にしてみてください
この続きは今度、お話しします
　
今日は本当にありがとうございました　
　
　
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　　
　
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