皆さんの飼っているペットちゃん、あるいは知っている動物はどういう声で鳴くのか、改めて考えたことはあるでしょうか?
よく鳴く子、鳴かない子、そもそも鳴き声を出さない子……動物やその種類によって様々なペットちゃんたちがいるかと思います。
もちろん、鳴く鳴かないはその子たちの個性もあります。
では気持ちやコンディションで鳴き方は変わるのか?そしてそこにはどのような意味が込められているのか?ペットを飼っているという方でも、言葉にして伝えようとすると意外と難しい……という方もいるかと思います。
今回はペットとしてメジャーな動物、「犬」と「猫」から、彼らの「鳴き声」の持つ意味をまとめてみました!
(ここで挙げる鳴き声はほんの一例です。鳴き方も、鳴き声自体もその子によって違いがあり、全く同じものはありません。)
【鳴き声の意味 犬編】
・「ワンワンワン」
まずは「ワンワンワン!」。犬を象徴する鳴き声ですね。これにはなんと三つの意味が。
一つ目は「くるな」といった警戒。特に自分やそのなわばりに苦手な人、知らない人が来た際に、力強く吠えるように出します。
二つ目が「うれしい」、「もしかして〇〇!?」といった期待、興奮。例えば「散歩」という言葉やその準備、ご飯やおやつの時間など、自分の好きな出来事が起きる!と察知した際に思わずでてくるようです。
そして三つめが「〇〇して!」、「はやくして!」といった催促、要求。ご飯を前に待てをしている時、病院やケージなど嫌いな場所に閉じ込められた際に出すそうです。
同じ「ワン」という言葉ではありますが、状況や気持ちによって意味は大きく変わるようですね。
上記の催促、要求と似た言葉の中に「キュンキュン」というものもあります。こちらは「ちょうだい!」、「こっちきて!」などのおねだりの意味合いが強く表れています。わんちゃん自身が近づきたい、近づいてほしい時に出やすいようです。
しかしこれには、自らの不満を満たしたい!という際にも使われるので、あまりいうことを聞きすぎてしまってもわがままになってしまう可能性があるとか。なんでもかんでもしてしまうのも禁物という事ですね。
・「クーン」
こちらは家族に甘えたいという気持ちの他に、寂しさや悲しさ、不安や服従などが挙げられます。喜びの意味で用いられてきた「ワンワンワン!」のニュアンスと通じるものがありますが、こちらはより不安の色が強い形で表れているといってもいいでしょう。ただし極端に怯えている場合もあるようです。この際は「クーン」と鳴きながらしっぽが足の股に入り込んでいる、がたがたと震えているなどの行動も一緒に行われているそうです。
・「ワオーン!」
いわゆる遠吠え。こちらは遠くにいる仲間に遠吠えで応え、お互いの位置を確認する意図があるとか。ただこれはオオカミとして野生にいた頃の名残。人と共に暮らすようになった今では、留守番時のサイレンや放送のチャイムなどに反応して鳴く子もいます。
似たような鳴き声でもいくつもの意味が存在する。感情表現がわかりやすい犬らしいとも言えますね。
ここまでは鳴き声の中でも「吠え方」というくくりで、その違いによる意味をそれぞれ解説してきました。では吠える、ではなく唸り方ではどう変わってくるのでしょうか。
・「ウウー」
低く唸るような声。これは攻撃・警戒のサインです。
身体を低くし毛を逆立てている、耳をぴったり顔や頭の後ろにつけていたら「これ以上近づくな」という意思表示になります。また同時に仲間に危険を知らせる合図の意味も含まれています。
しかし逆に嬉しくなった際にも出すことがあるそうです。それが家族とのじゃれあい、特におもちゃなどの引っ張り合いっこをしている時。続けているうちにテンションが高くなって、同じような唸り声が出てしまいます。もし遊んでいる時に唸り始めても、ヒートアップしすぎない程度に続けることは問題ではないでしょう。
しかし逆に嬉しくなった際にも出すことがあるそうです。それが家族とのじゃれあい、特におもちゃなどの引っ張り合いっこをしている時。続けているうちにテンションが高くなって、同じような唸り声が出てしまいます。もし遊んでいる時に唸り始めても、ヒートアップしすぎない程度に続けることは問題ではないでしょう。
・「ウオウオウオ」
喉にこもるようにもごもごと唸っている時は、「なにかへん」、「おかしい」と異変や違和感を覚えている時に感じる不安から出る声で、それを周囲に伝えているということでもあります。
室内犬での場合、チャイムより前に来客に気付き、「ウオウオウオ」と唸って家族に知らせたりも。
別の意味として、何かしらの文句があった際にもこのように唸ったりすることがあるそうです。
【鳴き声の意味 猫編】
・「ニャ―」
続いて紹介するのは猫ちゃん。猫の鳴き声といえば、ほとんどの人がまず「ニャー」という声を連想するのではないのでしょうか。
この場合の意味として考えられるのは、「遊んでほしい」や「構ってほしい」、「ご飯が欲しい」など、何かしらの要求であることが多いそうです。
似たパターンで「ニャ」もあります。こちらは少し意味が異なり、「うん?」や「どうしたの?」など挨拶や返事、相槌の意味合いを持ちます。
猫は長い言葉を覚えるのは苦手ですが、自分の名前や場所など簡単な単語なら理解し、返事もしてくれるとか。猫ちゃんを飼ってらっしゃる方は、試しに名前を呼んでみるのも面白いかもしれませんね。
・「ゴロゴロ」
では喉を震わせるようにして鳴く声。これにははっきりとした意味は分かっていませんが、大抵の場合において満足している、リラックスしているサインであると考えられています。
猫のアゴ辺りを撫でていると、目を細めてゴロゴロ……と鳴くシチュエーションを思い浮かべる方もいるのでは。そういった場合はまさしく満足している、リラックスした状態であるということですね。
また、調子が悪いときや怪我をしている時、自己治癒能力を高めるためにもこの音を出すとも考えられているそうです。
・「ウミャウミャ」
ご飯を食べている時に出す特別な鳴き声です。「おいしい」、「しあわせ」といった時に出します。
我々が使っても意味が通じそうで面白いですね。飼い猫ちゃんがいる家族の方は、奮発したご飯や特別なおやつをあげると鳴いてくれるかも…?
・「シャー!」
威嚇する時に聞く鳴き声として有名な声。これはこのまま「こっちにくるな」「攻撃するぞ」といった威嚇の意味です。
ここで重要なのはあくまで積極的に襲う際に出すわけではないということ。つまり刺激さえしなければ攻撃はしない、ということでもあります。
主になわばりを荒らす外敵や、危険なものに対して使われるので、既に家族として認識されている飼い主様はむしろ聞くことの方が珍しいのかもしれません。
・「カッカッカ」
こちらは先程とは逆で「積極的に襲いたい!」という意味を持つ言葉。窓や檻など、自分の手が届かない所から虫などを見ている時に出すのだとか。襲いたいができない、そんな抑えきれない興奮がこもっている声で、猫ちゃんを飼っている家庭でないとなかなか聞くことはなさそうです。
・「クゥーン」
まるで犬のようですが実際は猫もこう鳴くことがあるようで、特に子猫が良く出すそうです。また意味も「さみしい」、「かまってほしい」と犬と変わりはありません。聞いた際は安心させるように近づいたり、そのまま撫でたりするのもよいのでは。
・「アオーン」
犬の鳴き声の持つ意味で挙げたオオカミの遠吠えのようでもありますが、これは繁殖期に出す声。こちらも犬のように「ワオーン」と鳴くことがあるそうです。また他の意味を持つ場合として、オス同士が威嚇をする際にも使われます。
【鳴き声の意味 鳴かない子編】
・鳴かなくなった子
元々鳴いていたのに最近鳴かなくなったな……といった子にはどういった理由が挙げられるのか。
まず考えられるのはストレスでしょう。猫は繊細な動物なので、ストレスを感じることで鳴かなくなることがあります。同じような理由として体調不良、病気も静かになる原因となり得るようです。
その他にも家族と離れたことによる不安、高齢化による認知症などで鳴かなくなる場合も。心当たりがあれば、一度動物病院で相談することも選択肢の一つかもしれません。
・元から鳴かない子
そもそも鳴かない子はどうなのでしょうか。
寝起きで声が出ない、鳴くこと自体が苦手(家族には聞こえないくらいの小声、あるいは高音で鳴いている)などの理由が考えられます。あるいは鳴かない代わりにいたずらやすり寄ってくるなどの行動でアピールしているなど、鳴かない子なりに感情表現をしているパターンも存在するようです。
「鳴かない=何も伝えていない」というわけではない、ということですね。
猫という動物は同族で会話を行うことは基本的にありません。ですが、様々な声を出し、要求や感情を伝えるための手段として使っている、というのはなかなか興味深いことなのではないでしょうか。
【まとめ】
いかがでしたか?ペットの鳴き声は、彼らの感情やニーズを伝える重要な手段です。犬や猫などのペットは、言葉を用いずにコミュニケーションをとるため、鳴き声だけでなく、アイコンタクトやボディランゲージなど様々なものを駆使します。
犬が吠えるのは、警戒心や興奮、喜び、要求であると紹介しました。しかし同じ声でも、吠え方や唸り方、そのトーンによって、それらが持つ意味が大きく異なります。高いトーンので吠え声は、大抵の場合興奮や喜びを示し、低いトーンの唸り声などは警戒心、あるいは威嚇のサインであることが多いのです。
また猫との大きな違いとして、危険や不安を共有する意図で鳴くことが挙げられます。これは、「個」よりも「群れ」で行動し、生活する犬ならではの特徴ともいえますね。
犬と比べると社交性は感じられにくいといわれる猫であっても、鳴き方によって多くの意味があることは変わりません。「ミャー」と鳴くのは、食事や遊びを求めるサインであり、また低く唸るような鳴き声は、不快感や威嚇を示すことがあります。自分の感情を伝えるツールとして鳴く、唸るメカニズムは犬と大差ありません。一方でノドを鳴らす「ゴロゴロ」音は、リラックスしている時や、飼い主に対する愛情を示す際に発せられる、などやはりその動物特有の個性はあるようです。
ペットの鳴き声を理解することは、彼らの健康や幸福を保つだけでなく、家族がペットちゃんの気持ちを理解することにもつながります。今回は鳴き声というテーマでしたが、耳や目、尾の動きなどのボディランゲージなども、その意味を知り、観察することで、ペットちゃんの状態や感情をより正確に把握することができます。飼い主として、彼らの鳴き声や行動に向き合うことで、より良い信頼関係を築き、またより充実した生活を送ることができるでしょう。
ペットちゃんの感情・意思の表現は様々で、どれか一つということはありません。しかし数ある手段の中に声は確かにあり、それは我々とは違う形であるというだけの言語であることは確かです。これを機に、皆さんも動物の声に耳を傾けて、「お話」してみてはいかがでしょうか。
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