突然ですが皆様は何かに噛まれたことがありますか?相手がワンちゃんだったりネコちゃんだったり、または小さな虫に嚙まれたりと、実は私たちの身近に潜む危険な咬傷についての対処方法や応急処置の方法を知っておくことで危険から身を守ることが出来ますので一緒に学んでみましょう。
咬傷がどのように危険なのかといいますと、生き物の口の中には多くの細菌があり、噛まれた時にこの細菌が傷口から体内に入り込み様々な感染症などを引き起こす恐れがあります。場合によって重症化したり最悪の場合には命にかかわることもあります。どのような動物に噛まれたりするのか、どうしたら噛まれないのか、噛まれてしまったらどうしたら良いのか、まずは身近な例から一緒に考えていきましょう。
ワンちゃんの場合・・ご自宅で飼っているワンちゃんでしたら、それ以上ワンちゃんを刺激したり興奮させないようにします。ワンちゃんは逃げる獲物を追いかける本能があり、急な動きや大きな声もワンちゃんを刺激してしまいます。目を合わせると敵意があると思わせてしまいます。落ち着いて静かにワンちゃんを別室かゲージの中へ誘導しましょう。それでも襲ってくるような興奮状態でしたら、自分の急所となる首を守りながらワンちゃんの気をそらしましょう。手元にあるワンちゃんの興味を引きそうなものを離れたところに投げることも有効です。
ワンちゃんとの安全な距離が取れたら噛まれてしまった患部を流水で洗い流しましょう。石鹸もあれば使うことで死滅するウイルスがあります。血が出ているのであれば止血をしましょう。ご自身で飼われているワンちゃんでしたら狂犬病の予防接種は必ず接種していると思いますので病院へ連絡をするときには「ワンちゃんに噛まれた」ことと「狂犬病の予防接種済み」であることを伝えてから病院へ向かいましょう。適切な対処を素早く行ってくれることでしょう。
どうしてワンちゃんに噛まれてしまったのでしょうか。ワンちゃんが飼い主さんを噛んでしまう問題行動は「しつけの問題」だけではない場合もあります。例えばワンちゃんの身体に疾患などがあり痛くて触られた時に噛んでしまった場合や、ワンちゃんの脳の機能に異常がある場合でも本気噛みをすることがあります。噛まれた時の行動や様子などを獣医さんに相談することも解決の一つだと思います。噛まれた飼い主さんも痛い思いをしますが噛んでしまったワンちゃんも心に傷を負っているかも知れません。いつもと変わった様子がないかどうか見てあげましょう。噛まれないためには、ワンちゃんは噛む前にサインを出していることが多いのでそのサインに気付いてあげましょう。例えば「うー」と低く唸っている場合や牙を見せている場合は「それ以上したら噛むよ」というサインです。トリミングやお手入れなどでワンちゃんの嫌がる事をしなければならない時は噛まれないように注意したり専門の方に任せましょう。
他のワンちゃんに噛まれてしまった場合は飼い主さんがいるワンちゃんでしたら飼い主さんに噛まれたことを伝え、狂犬病の予防接種をしているのかどうかを確認しましょう。傷口は流水で洗い流して止血が必要であれば行います。病院での消毒が必要ですので速やかに病院へ連絡してから指示をもらいましょう。小さな可愛いワンちゃんが散歩をしていると、つい触れ合いたくなりますがワンちゃんにも個性があり触れられたら嫌な部分があったり、まだ人に慣れていない場合、または触れ合いが苦手なワンちゃんもいたりとワンちゃんにも個性がありますので散歩中のワンちゃんを見かけても気軽に触ることは控えましょう。飼い主さんに触っても大丈夫か聞いてから触ることをおススメします。「そっと見守ってね」と目印をつけているワンちゃんもいます。黄色いリボン、「イエローリボン」は人が苦手なことや病気なことを周りの人に伝える意味があります。もしもイエローリボンの子を見かけたら「距離をあけてあげる」ことや「大きな音を出さない」、または無理に近づけたり触らない、じっと見つめないことなど配慮をしてあげましょう。お互いにトラブルになることを避けるための大切な思いやりです。
ネコちゃんの場合・・ネコちゃんの武器は爪だけではありません。鋭い牙で噛むこともあります。ネコちゃんは狩りをするために鋭い爪も牙も兼ね備えています。その牙は本気で噛むと大怪我レベルです。噛まれたことが原因での死亡例もあるほどですので甘く見てはいけません。ネコちゃんの歯の構造は上下の歯が嚙み合わないようになっていて肉食のネコちゃんは獲物を捕らえ肉を食べやすいように鋭く尖っているのです。
もしも噛まれてしまったら、慌てず傷口の消毒をしましょう。流水で傷口をしっかり洗い流します。石鹸があるとより効果的です。血が出ている場合は清潔なガーゼなどで圧迫止血しましょう。ネコちゃんの口の中には様々な菌が存在しています。傷口から菌が入り感染症の恐れがありますので、出血が止まらない時や腫れや赤みが広がった時、発熱や痛みが酷い時などは医療機関を受診しましょう。数日後に症状が出て命を落としてしまったケースもありますので少しでも変だなと感じることがありましたら病院へ相談してみましょう。
ネコちゃんが何故噛んだのか、また噛まれないために注意するべきこともあります。例えばネコちゃんの体に異常がある場合など見た目ではわからないところもありますので注意してみて、触ると痛がるなどの場合は動物病院へ連れて行ってあげましょう。ネコちゃんが噛む理由も探ってみましょう。遊んでいる時に噛まれてしまった場合は、ネコちゃんが興奮しすぎないように遊んであげることも噛まれないようにするための予防策です。また、遊んでほしかったり構ってほしかったり飼い主さんの注意をひくために噛んでしまうこともあるかもしれません。不安な気持ちや怖さから防衛本能で噛みついてしまう事もあります。ネコちゃんが嫌がっている時に無理やりスキンシップを取ろうとしたときに噛みつかれてしまったのかもしれません。ネコちゃんの気持ちや行動を理解してあげることで噛まれることが防げると思います。
ハムスターちゃんの場合・・小さなハムスターでも自分の身を守るために噛むこともあります。触れあってる最中に突然の大きな音や動きでビックリした時などに噛まれてしまう場合もあります。触れあい中は大きな音や突然動いたりでハムスターちゃんを驚かせないようにゆっくり優しく接しましょう。遊んでいての甘噛みなどもあります。またはテリトリー意識が強いのでケージの中に手を入れた時などに噛まれることがありますので無理に触ったり触ろうとしないことで噛まれることを防げます。清潔な環境を保ってハムスターちゃんにストレスを与えないように過ごさせてあげましょう。噛まれてしまった場合は慌てずに優しくハムスターちゃんをケージの中に戻してあげましょう。傷口を流水で洗い流して清潔にしましょう。市販の消毒液があれば消毒をします。傷口が晴れたり熱を持ったり、症状が悪化する場合は医療機関を受診しましょう。
ムカデに噛まれたとき・・虫の中にも刺すことではなく噛んでくる虫もいます。身近に潜む「噛む虫」というとムカデがいます。ムカデは、身の危険を感じた時や巣を脅かされたと感じた時などに防衛本能から噛みついてくることがあります。夜行性で暖かい湿気の多い場所を好むので家の中に入ってくることもあります。
噛まれてしまうと、激しい痛みが襲います。噛まれた部分は赤く腫れあがります。腫れとともに痒みを感じることもあるようです。場合によっては噛まれた部分の近くのリンパ腺が晴れることもあります。もし噛まれてしまった時には傷口を清潔なガーゼなどで軽く押さえ毒を絞り出します。傷口を流水でしっかりと流し石鹸で洗いましょう。消毒液があれば使用して消毒をしましょう。薬は市販のかゆみ止めやステロイド剤を塗ることでかゆみや腫れを抑えることが出来ます。症状が酷い場合や高熱が出たり呼吸困難になるなどの症状がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
ムカデは狭い隙間からも入り込みますので壁の隙間や床下の隙間などを塞いで侵入経路を断ちましょう。家の中も清潔を保ち、餌となる虫などが繁殖しないように気を付けます。庭や玄関の草が生えているようでしたら草むしりをすることで隠れ場所を無くすことが出来ます。それでも家の中でムカデを見つけてしまったらムカデに有効な駆除成分が入っている殺虫剤を使用することでムカデに噛まれることを防ぎます。
ヘビに噛まれたとき・・通常暮らしている生活の中でヘビに噛まれることは少ないと思いますが、私たちが生活している環境で暮らしているヘビもいます。ヘビは人を恐れるので人の気配がすると逃げ隠れてしまいます。お互いに存在に気付かなかった時や、こちらから攻撃をしなければ噛まれることはありません。日本に存在している自然のヘビの毒で即死することはないので落ち着いて処置をしましょう。
もしも噛まれてしまった場合は落ち着いて安全な場所に移動しましょう。傷口を流水でしっかりと洗い流します。出血している場合は清潔な布などで傷口を圧迫止血しましょう。ヘビの口の中は菌が多いので医療機関を受診しましょう。日本の毒ヘビは「マムシ」「ヤマカガシ」「ハブ」の3種類です。このうちの「ハブ」は生息している所が沖縄周辺と限られています。「ヤマカガシ」は北海道には棲息していません。ヤマカガシの毒は強いですが毒牙はヘビの口の奥にあり深く噛まれたり長時間噛まれていた場合は危険です。マムシの毒牙はヘビの口の前の方にあります。この毒牙は獲物を仕留める為の毒牙で大変危険です。自己判断での治療は大変危険ですのでヘビに噛まれた場合は必ず医療機関を受診しましょう。
-噛まれたときに注意する感染症-
パスツレラ症・・ワンちゃんやネコちゃんの口の中に多く存在するパスツレラ菌に感染すると噛まれた傷口が赤く腫れたり熱が出たりする症状が出ます。数日で治る場合もありますが重症化すると骨まで達するような傷ですと関節炎や骨髄炎を発症する場合もあります。ネコちゃんの口の中にはほぼ100%で存在する菌ともいわれていますのでネコちゃんに噛まれてしまった場合は重症化を防ぐために症状が軽くても抗菌薬の投与をしてもらえる事が多いです。早めに病院を受診しましょう。
破傷風・・土壌中にある破傷風菌が傷口から入り込み発症します。筋肉の痙攣や呼吸困難などの症状が出ます。乳児期などに予防接種で定期接種している方も多いと思います。症状が出てから重症化するまでが早い病気ですので症状がある場合は速やかに病院を受診しましょう。
狂犬病・・狂犬病ウイルスに感染した動物に噛まれたりすることで感染します。狂犬病ウイルスに感染して発症してしまうとほぼ100%死亡してしまう恐ろしい病気です。海外では狂犬病が発生している地域もありますので渡航の際には気を付けましょう。ワンちゃんの飼い主さんは毎年狂犬病の予防注射を接種することが義務付けられています。
アレルギー反応・・アレルギー反応が強く出てしまう場合もあり、アナフィラキシーショックを起こしてしまう可能性があります。全身のかゆみや呼吸困難などの異変を感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。
ペットちゃんとの触れ合いは楽しいものですが、安全に気を配り、過度な触れ合いや距離感、または衛生管理をしっかりと行いましょう。もし噛まれてしまった場合は慌てず冷静に対処して医療機関の受診をしましょう。
ペット愛葬社 寺嶋
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