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2026.6.26 コラム

災害時に大切なペットを安全に守るために

災害時のペットの守り方:飼い主が知っておくべきこと
災害は突然発生し、私たちの生活に大きな影響を与えます。人間だけでなく、大切な家族であるペットの安全を守るためにも、しっかりとした準備が必要です。今回は、災害時におけるペットの扱いについて詳しく解説します。

事前の準備がカギ!!
災害時に冷静に対応できるように、事前の備えを万全にしておきましょう。

防災グッズの準備
ペットのための防災グッズをまとめた「ペット防災バッグ」を用意しましょう。以下のものを揃えておくと安心です。

  • ・フード(最低3日分、できれば1週間分)
    ・飲み水(人間と同様に11リットルが目安)
  • ・予備のリード・首輪・ハーネス
  • ・ペット用のキャリーケースまたはクレート
  • ・トイレ用品(ペットシーツ、猫砂など)
  • ・常備薬、ワクチン接種証明書、健康診断書のコピー
  • ・迷子札やマイクロチップ情報
  • ・タオルやブランケット
  • ・飼い主の連絡先を書いたメモ

避難所の確認
地域の避難所がペットの受け入れをしているか事前に確認しておきましょう。避難所によってはペット同伴が認められていない場合があります。その場合、ペット同行避難が可能な場所や、ペットホテル、知人宅などの避難先を考えておくと安心です。
災害時にペットを避難所に受け入れるかどうかは、自治体や避難所の方針によって異なります。近年、ペットと共に避難する「同行避難」の重要性が認識されつつありますが、受け入れ体制には地域差が見られます。
アイペット損害保険が実施した調査によれば、飼い主の約25.4%が最寄りの避難所でペットの受け入れ可否を把握していると回答しています。しかし、約70%の飼い主は受け入れ状況を知らないと答えており、情報の周知が十分でないことが示唆されています。
一方、自治体によってはペットの受け入れ体制を強化する動きも見られます。例えば、千葉県柏市では、20239月から一部の避難所でペットの屋内避難を可能とするガイドラインを策定・運用しています。これにより、飼い主がペットと共に避難しやすい環境が整備されています。

しかし、全国的にはペットの避難受け入れ体制が十分に整っていない地域も多く存在します。そのため、飼い主自身が事前に最寄りの避難所のペット受け入れ状況を確認し、必要に応じてペット用の防災グッズを準備することが重要です。
また、災害時にはペットと他の避難者とのトラブルを避けるため、基本的なしつけや健康管理を日頃から行い、避難所でのルールを遵守することが求められます。
総じて、ペットの避難受け入れに関する意識は高まりつつありますが、地域や避難所によって対応が異なるため、飼い主自身の準備と情報収集が不可欠です。

しつけとトレーニング
災害時にパニックを起こさないように、普段からクレートやキャリーケースに慣れさせておくことが重要です。また、無駄吠えを防ぐためのトレーニングや、決められた場所で排泄できるようにしておくと、避難時に役立ちます。

もし災害時にペットを避難所で受け入れてもらえなかった場合の対処法
災害が発生した際、避難所がペットを受け入れてくれないケースも少なくありません。その場合、飼い主はどのように対応すればよいのでしょうか。ここでは、避難所にペットを受け入れてもらえなかった場合の対処法を詳しく解説します。

避難所でのペット受け入れが保証されていないため、事前にいくつかの対策を立てておくことが重要です。

受け入れ可能な避難所をリストアップ
自治体の防災課や動物愛護団体に問い合わせ、ペットの受け入れが可能な避難所を事前に確認しておきましょう。万が一近くの避難所で受け入れができない場合に備え、周辺の避難所も調べておくと安心です。

ペット同伴可能なホテルやシェルターを探す
災害時には、一部のペットフレンドリーホテルや動物保護施設が避難先として利用できることがあります。ペットと一緒に避難できる宿泊施設のリストを事前に作成しておきましょう。

知人や親戚の家を避難先にする
ペットを受け入れてくれる知人や親戚がいれば、災害時に一時的に預かってもらう選択肢も考えられます。事前に相談し、緊急時の対応を決めておきましょう。

自宅避難の選択肢
避難所でペットを受け入れてもらえない場合、自宅に留まる「在宅避難」という選択肢もあります。以下の点を考慮し、安全に在宅避難できる環境を整えましょう。

耐震・防災対策の見直し
地震や台風などの被害を最小限に抑えるため、自宅の耐震性や防災設備を確認しておきましょう。家具の固定やガラスの飛散防止対策などが重要です。

安全なスペースの確保
災害時には、倒壊の危険がある場所を避けてペットが安全に過ごせるスペースを確保しましょう。キャリーケースやクレートを使うことで、ペットのストレスを軽減できます。

車中泊の活用
避難所でペットを受け入れてもらえず、自宅避難も難しい場合には、車中泊を検討するのも一つの手です。
車中泊のメリット
避難所のルールに縛られず、ペットと一緒に過ごせる。
プライバシーが確保できる。
感染症対策としても有効。
車中泊時の注意点
熱中症や低体温症を防ぐため、車内の温度管理を徹底する。
十分な飲み水と食料を確保する。
長時間の車中泊が続くとエコノミークラス症候群のリスクが高まるため、定期的に車外に出てストレッチをする。

  • 動物保護団体やボランティアの活用
    大規模な災害時には、動物保護団体やボランティアがペットの一時預かりを実施することがあります。SNSや自治体の情報をこまめにチェックし、利用できる支援がないか確認しましょう。

    活用できる支援の例
    ・一時預かり施設の提供
    ・ペット用の物資支援(フード、トイレ用品など)
    ・獣医師による健康チェック

    • 災害時にペットの避難が難しい場合でも、事前の準備と柔軟な対応によって、ペットの安全を確保することができます。ペットを受け入れてもらえなかった場合に備えて、複数の避難方法を検討し、必要な備えを整えておきましょう。

      災害時にペットと共に避難するための最新情報

      うちトコ動物避難所マップ
      「うちトコ」は、ペットと安心して避難できる社会を目指し、動物避難所の情報を提供しています。全国各地の動物避難所を検索でき、各避難所の対応可能な動物種や避難形態(人と動物が共に避難する、動物のみを預かる)などの詳細情報が掲載されています。

      災害時ペット支援対策協会
      一般社団法人 災害時ペット支援対策協会は、災害時にペットと同行避難できる環境の整備や、ペットの行方不明時に迅速に捜索できる体制の構築を目指しています。平常時から避難所と備品の確保、自治体や各団体との情報交流、避難訓練の実施、ワクチン・マイクロチップの推進、しつけ教室の開催、ペットの個体情報登録などを行っています。

      これらの情報を活用し、事前にペットと避難できる場所や支援体制を確認しておくことが重要です。また、自治体の防災課や動物愛護団体に問い合わせ、最新の情報を収集することをお勧めします。

    • 災害発生時の対応
      ペットを守るための行動
      地震や台風などの災害が発生した際、まずは飼い主の命の安全が最優先ですが、冷静になることが大切です。

      ・ペットが驚いて逃げ出さないように、すぐにリードをつけるかキャリーケースに入れる。
      ・余裕があれば、ペット防災バッグを持って避難する。
      ・窓や家具が倒れる危険がある場合は、安全な場所にペットを移動させる。
      ・可能ならば、ケガをしていないか確認する。

    避難時のポイント
    避難所では他の避難者との関係も考慮しながら、ペットの安全を確保しましょう。
    キャリーケースやケージに入れて、周囲の人に迷惑をかけないようにする。
    排泄の管理を徹底し、臭いや汚れが広がらないようにする。
    ペットの健康状態をこまめにチェックし、ストレスを軽減するために安心できるアイテム(お気に入りのタオルやおもちゃ)を用意する。

    避難所で発生する可能性があるペットのトラブル
    避難所では、多くの人が共同生活を送るため、ペットに関するトラブルが発生することがあります。主なトラブルとその対策を紹介します。

    アレルギーや衛生面の問題
    ペットの毛や臭いに対してアレルギーを持つ人がいるため、トラブルの原因になることがあります。事前に避難所のルールを確認し、ペット専用エリアがある場合はその範囲内で管理するようにしましょう。
    鳴き声や騒音
    避難所ではペットの鳴き声や動きが騒音トラブルを引き起こすことがあります。ペットが落ち着けるように、普段からクレートトレーニングをしておくと良いでしょう。
    他の避難者とのトラブル
    動物が苦手な人との接触による問題や、ペットが逃げ出して他の避難者に迷惑をかけるケースもあります。リードをしっかり管理し、ペットが他の人に不用意に近づかないように注意しましょう。

    災害後の注意点

    ペットの健康管理
    災害後はペットの体調が崩れやすくなります。以下の点に気をつけて、健康管理を行いましょう。

    • ・水や食べ物の衛生状態に注意する。
    • ・ストレスによる下痢や嘔吐などの症状がないか確認する。
    • ・怪我をしていないかチェックし、異変があれば動物病院に相談する。

    迷子になった場合の対応

    迷子防止のための準備
    ・首輪やハーネスに迷子札を付ける。
    ・マイクロチップを装着し、登録情報を最新のものにしておく。
    ・最新の写真を保存し、特徴を記録しておく。

    ペットの迷子防止には、最新のテクノロジーを活用した多彩なアイテムが登場しています。以下に注目の製品をいくつかご紹介します。

    QR 迷子札
    この迷子札は、QRコードを活用してペットの位置情報を共有する新しいタイプのアイテムです。ペットが迷子になった際、発見者が迷子札に印字されたQRコードを読み取ることで、飼い主にペットの居場所を地図付きで知らせることができます。電池や月額費用が不要で、専用アプリのダウンロードも必要ありません。現在お持ちの首輪やハーネスに簡単に取り付けられる着脱式となっています。
     LED PetBand(LED ペットバンド)
    LED PetBandは、LEDディスプレイを搭載したシリコン製の首輪で、ペットの情報を表示することができます。飼い主やペットの名前、連絡先などを表示でき、ペットが一定の距離以上離れた場合には、スマートフォンのアラームで通知する機能も備えています。30分の充電で約9時間使用可能だそうです。

    スマートタグ(AirTagやTile)
    AppleAirTagLife360社のTileなどのスマートタグをペットの首輪に取り付けることで、ペットの位置情報を追跡することができます。AirTagは広範囲での追跡が可能で、特に猫のように行動範囲が広いペットに適しています。一方、Tileは猫専用のアクセサリーキット「Tile for Cats」を提供しており、首輪にフィットするデザインが特徴です。ただし、これらのデバイスは本来物品の追跡用として設計されているため、ペットへの使用は自己責任となります。

    これらのアイテムを活用することで、ペットの安全性を高め、万が一の迷子時にも迅速に対応することが可能です。各製品の特徴や機能を比較し、ペットの性格や行動範囲に合わせて最適なものを選択してください。

    迷子になった際の対応
    ペットが迷子になった際の対応について、迅速かつ効果的な行動をとるために、以下のステップを参考にしてください。

    STEP 1. すぐに周辺を捜索する
    ペットが迷子になった直後は、すぐに周囲を探してください。
    犬や猫は、驚いたり興奮してしまうと普段と異なる行動をとることがあります。特に猫は隠れる習性があるため、近くの茂みや車の下、建物の隙間なども確認しましょう。

    名前を呼びながら探す
    ペットが慣れ親しんだ呼び方で優しく名前を呼び、音を立てずに探すと良いでしょう。おもちゃの音やフードの袋を振ると反応することもあります。

    STEP 2. 近隣の方に声をかける
    近所の人に聞く
    ペットが迷子になったことを伝え、見かけたかどうか確認しましょう。犬の場合は特に、他の犬の散歩をしている人が目撃している可能性があります。

    近くの動物病院やペットショップに連絡
    保護されている場合や、事故に遭って運ばれている可能性があるため、近隣の動物病院やペット関連施設に問い合わせをしてみましょう。

    STEP 3. 迷子ポスターを作成・掲示
    ポスターに記載する情報

    • ・ペットの写真(できるだけ最新のもの)
    • ・迷子になった日時と場所
    • ・特徴(首輪の色や模様、傷や特有の癖など)
    • ・飼い主の連絡先(電話番号など)
    • ・見つけた際の対応(追いかけない、優しく呼びかける など)

    ポスターを貼る場所
    ・近隣の掲示板やコンビニ、スーパー
    ・動物病院やペットショップ
    ・公園や散歩コース
    ・交番や役所(迷子動物の届け出があることも)

    • STEP 4. SNSや迷子ペット専用サイトで情報を拡散
      最近ではSNSを活用して迷子ペットの情報を拡散することで、目撃情報が得られやすくなっています。
      活用できるSNS
    • ・X(旧Twitter)(ハッシュタグ #迷子犬 #迷子猫 などを活用)
    • ・Instagram(写真付きで拡散)
    • ・Facebook(地域グループに投稿)

    迷子ペット専用サイト
    ・ペットのおうち(迷子ペット掲示板あり)
    ・ジモティー(地域の掲示板で情報共有)
    ・迷子ペット.net(全国の迷子情報を掲載)

    STEP 5. 保健所・警察署・動物愛護センターに届け出
    ペットが保護されると、保健所や動物愛護センター、警察署に届けられることがあります。
    迷子になったエリアの管轄の施設に連絡し、該当するペットがいないか確認してください。

    • 保健所・動物管理センター:迷子ペットの収容情報があるか確認
    • 警察署(遺失物届):ペットは「遺失物」として届けられることもあるため、届出を出す

    STEP 6. 自宅周辺にペットのニオイを残す
    ペットが迷子になった場所の近くに飼い主の匂いのするものを置く 例えば、飼い主の着古した服やペットの寝床、使用していたトイレ砂などを置くことで、戻ってくる可能性があります。

    夜間に静かに呼びかける 犬や猫は夜行性のため、夜間に静かな環境で名前を呼ぶと反応しやすくなります。

    迷子になったら、すぐに周辺を探し、近所の方や施設に連絡し、SNSやポスターで情報を広めることが重要です。
    日頃から迷子札やGPSデバイスの活用、脱走防止策を講じておくことで、万が一の際にもスムーズに対応できます。

    もし具体的なケースについて相談があれば、お気軽に聞いてください!

    最期に・・
    災害時には、飼い主が冷静に行動し、ペットの安全を最優先に考えることが大切です。事前の備えがあれば、いざという時に落ち着いて対応できます。大切な家族であるペットを守るために、今からできる準備を始めましょう。

     

     

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