秋晴れとなり、多くの方が霊園へご参拝に来られました。
　

　

　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　
本日は良いお天気になり、しばらく行楽日和になるそうです。
紅葉シーズンにも入り、各地へ旅行や観光をされる方もおられるかと思います。
　
さて「観光」という字を思い浮かべてください。
観光は旅行をするなど遊びに行くという意味ですね。
そうすると、観光の「光」という字は旅行の「行」という字で「観行」の方がしっくりきませんか？
　
どうして「観光」と表すのかと言いますと、
「光」の意味には色々ありますが、明るい、色とりどり、力と表現するなど言われています。
ここでの観光という意味は「風光明媚なところ」から表現しています。
単に景色が美しいのではなく、心が惹かれるくらい美しい景色を、風光明媚なところだなぁ。と表現して「観る光」と書き「観光」と言われるようになったのです。
　
　風光明媚・・・自然の眺めが清らかで美しいこと。また、そのさま。
　
また、仏教の言葉にも「観光」があります。
「観音様からの光」として「観光」と表します。
観音様から放たれる光を感じたり、光を見たり受け取ったりすることでお力を頂くということから「観光」と言われています。
　
仏様、観世音菩薩様を見ますと後ろに光を放ったようなものがあります。それを光背といい皆様方へ光を出しているのです。
その光を皆様に授けたりするなど光を観ることから仏教用語で観光と表現します。
　
観光・旅行の時、神社仏閣など行かれるかと思います。
そこで仏様の前に立ち、一言を祈られるかと思います。
観光の光は、仏教の真理を表すと言われています。正しいものを見たり感じたりすることを言います。
逆に全く光を感じられない状況のことを無明といいます。
　
　真理・・・ほんとうのこと。まことの道理。
　
仏様の前に立って、心静かに手を合わせてみてください。
穏やかになったり、力を感じたり、力を貰ったり、パワースポットとありますように光を浴びるとパワーを貰ったりすることが仏教用語の観光と使われているわけでございます。
　
紅葉シーズン、那谷寺さんは非常にきれいな紅葉が観られます。
そのような仏閣に行かれましたら是非、心静かに手を合わせていただいて仏様からの光で心穏やかになられたらと思います。
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　
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