12月6日には初雪を観測し雨も続いておりましたが、本日は天候に恵まれ沢山の参拝者様が訪れました。
　

　

　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
本日は納め供養ということで、一年間を通して皆様と供養できたこと、何よりだと思っております。
今日12月8日は仏教徒にとってある一つの出来事・教えというのがあります。
仏教をお説きになったお釈迦様がお悟りになった日です。
それを成道会（じょうどうえ）といいます。
　
お釈迦様はインドの釈迦族の王子様。
何不自由ない生活をなさっていました。
将来も約束されていました。
また、ご結婚もされていてお子さんもいました。
ある時、人間として生まれたからにはどうしても避けては通れないことがあると気が付かれました。
人間というのは必ず老いていきますよね。
生きていれば病気も1度や2度されるかと思います。
何よりも死というのは必ず襲ってくる、と気づかされたのです。
その自然の摂理をなんとか解決して自分の中に受け止めたい、と29歳で家族や財産、将来、身の回り全てを捨て出家という形で仏道に入られました。
6年間修行をされまして最後に瞑想に入られました。
そこから一週間程経ったところでお釈迦様が悟ったのが、みなさんよく耳にする仏の教えであり、12月8日本日なのです。
　
我々は日々の生活を送っていますが、仏教の教えだからこうしよう、仏教的にこうだからこうしよう、など考えていません。
自然にそのような考えが生まれながら入っていますよね。
特に日本人は神仏を大切にする種族ですので、あまり意識してなかろうかと思います。
このように教えから、死の受け止め方を一つの方法としてこのような供養をされます。
　
実はお釈迦様は、人が亡くなったらお葬式をしなさい、先祖の供養をしなさい、など説いていません。
仏道という生き方を説いたのがお釈迦様です。
生き方を学ぶ中で死を受け止める我々に対して、解決方法だったり心のよりどころを求める中でこのような供養という作法を皆様方がされるわけなのです。
　
長い歴史の中で施して頂いた僧侶たちが、死というもの、死を迎えることに苦しんでる人たちにどういう事ができるのか、と考え、お葬式をしたり供養をすることで皆様方へ施しをしたのです。
　
今日こうして家族動物の供養に来られたのは皆様方の心のよりどころであったり、不安であったり悲しみであったりは、供養を通して自然に和らいでいくというのも仏様の教えです。
そのお気持ちを大切に、慌ただしい年末ではございますが心静かに新年を迎え、また新たな目標を立てて新年を迎えたら良いかと思います。
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　
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