多くの方にご参列頂きました。
新型コロナウイルス対策と致しまして、
・出入口の常時開放
・1階、2階観音前でのお焼香
・消毒液設置
上記を実施させて頂き、
皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
来月の法要も皆様のお越しをお待ちしております。
また、YouTubeにて法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
はい、皆さん改めましてこんにちは
今日も足元の悪い中であったと思いますけれども
大勢の方がご参拝賜りましたので
まずはここより感謝申し上げます。
重ねてですね今月最後の月になります
師走の四季でございます。
1年間通じて本当にご丁寧に
皆さまそれぞれの思いの中でね
ご供養をお付き合いいただきましたこと
まず今年1年本当にありがとうございました。
そんな12月こうなりますと我々にはですね
まぁ師走ということですから、
どうしてもお坊さんとしましては
心せわしない言葉があふれかえる月でもあるんですね
師走の日っていうのはお坊さんのことっていうことって
お話したことがあると思いますが、
歳末になりますと年末年始の準備も
もちろんそうですが、
駆け込みのご法事というものも
結構増えてくるんでございまして
お坊さんが12月はね走っているぐらい
忙しいという月でございますが
そういった中でこういった全貌もあるんです。
看看(ミヨミヨ)
看護士さんの看という字ですね。分かりますね。
看々(ミヨミヨ)
看々臘月(ミヨミヨロウゲツ)
っていう言葉が分かります?
臘月(ロウゲツ)12月のまたの月名でございますね
ちょっと難しい漢字を月ヘンにネズミみたいなね
漢字を書く臘(ロウゲツ)
調べてみて下さい。
そこにお月さんの月ね12月
尽くす。尽きるの尽くね
看々臘月尽(ミヨウミヨウロウゲツツク)
という言葉がありまして、
これどういう言葉かといいますと
12月というのは最終月ですね1年の中に
看々(ミヨミヨ)よく見なさい
よくそこを思ってください どういうことかと
もう、あんた12月だよ
もう尽きちゃうよ
これ何を言っているかというと
あっという間ってことですね。
我々の人生っていうのは
ですから よく見なさいよ
今日一日を大切に生きていきなさいよと
いう事が言えるんですが
人生に置き換えても一緒ですね
一瞬にして我々の人生というのは
過ぎ去ってしまう
さぁ、そういう中で大事なのはやっぱり
我々は心の時間というもので
生きていかなきゃいけないってことでございます。
さぁ、その中で皆さんというものに
使われていませんか どうですか皆さん
例えば皆さんこの時刻 時ねというもの
つまり今は時計がありますけれども
あの時計という概念というものが
生まれたのはどのぐらいかわかります?
日本のこの社会の中で
もう一個言うと皆さん12時に乗る電車となれば
何分前に行きますか?
10分、20分、1時間前 終わりますね
じゃぁ、12時過ぎるとこれはなんと言います?
遅刻といいます。
じゃぁ、この遅刻の概念というものが
生まれたのはいつ頃か
ご存じの方、知っている方?
分かりません?
これ実は鉄道がしっかりと
この日本に根付いていてからですね
つまりそれ前は太陰暦でございますから
江戸時代とか
このお金持ちの裕福な家にしかない時計って言っても
今みたいな時計ではなく
時々金がチャィーンチャィーンと鳴るそういう時刻だけ
うちの寺にもお父様が使っていたやつありますけれども
あと、もう一個はお香が燃える 燃え尽きる
それで時間をね時香(じこ)時のお香と書いてね
時香というのがありますけれども
つまり時間というものが生まれたのはつい最近です。
我々がこういう時間、
そこから実はひとつ生まれた病気があるんです。
何か知ってます?
うつ病なんです。
我々実は時間というつまり縛られて生きている
こういった物の中で
心というものが病んでいる
それ何かっていうと時間に使われているからです
我々は あれしなきゃいけない、これしなきゃいけない
あの間に合わなきゃいけない
皆さん そういう中で生きてませんか?
じゃぁもう一度、本当の心の心の時間で生きていくということを
皆さんにしていただきたいんですね。
で、私の前もお話ししたかもしれませんが、
それを教えてくれたのがお檀家のおばあちゃんだったんです。
とても仲のいいご夫婦がおられた。
お父さん亡くなれれて旦那さんが亡くなって
通夜葬儀が終わられましたら、
七日七日のお参りに行くんですね。
皆さん例えばもう通夜葬儀終わったら
もう七日七日せずに
四十九日まであげてしまうっていう
今現代社会ありますけれども、
うちは丁寧に1週間1週間ちゃんとやるんであります。
ご自宅へ行ってお仏壇にちゃんとお供え物をして
お経をあげるんです。
七日、初七日の日も私は何月何日、朝10時ということで
お参りに行かせてもらうわけですね
10時ですから さっきの時間に音を話しますと
15分前に行ったんですよ私、迷惑かけちゃいけないと
行ったら何と言われたと思います?
ピンポーン大安禅寺です。
お参りにきました って言ったら
おばあちゃんが早すぎるって言ってんだよ。
えっ、と思いましたけど、ごめんなさい
どうしたんですかダメですか?
もうちょい、いいよもう入ってください。
入りました。
すると、娘さん2人いるんですけど、
仕事を午後に回してくださってね
そのお参りに来てくださって、
お茶を持って来てくださったんです娘さん
和尚さん聞いてくださいと
うちのお母さん、さっき私あの10時なんで9時半に来たら
おばあちゃん居ない家の中にいない
で、仏壇を見たら何にも準備出来ていない
物飯もお供え物もされていないと。
で、部屋だけ暖まっていると、暖房ついてね。
当の本人が居ないから電話鳴らしたんですって。
そしたら携帯が台所から鳴るけれど人が居ないと。
つまり台所に携帯を置いてどっか行っちゃってるんですね。
だから心配をよそにですね、おばあちゃんが15分前さっき
15分前20分前か20分前に帰って来たと。
お母さんどこ行ってたの?
って言ったら畑に行ったって言うんですよ。
もう和尚さん来るなら何も準備出来てないって言っておいて
おばあちゃんの手元見たら みかんがあった
いや、お父さんにこの大好きだった畑のみかんを捥いできたのよ
なんで今頃行くのよと、
朝行くか、昨日行ってきたらいいじゃないのって言ったんですね
っていう話を私に娘さんが得々とするんですよ
もうこんな準備しとかなきゃ いけなないのに。
ご飯なんて何時に仕掛けてあると思います?って言ったら
何時やと思います?
10時です。10時に炊き上がるようにタイマーしてあると
皆さんどうですか?おかしいと思います?
これを文句言うんですね。
娘さんが私にね、でも私は2人の立場があるからって
まぁまぁまぁまぁって言っているわけですけれど、
そんな話をしていたら
ピロリロピロリロ ご飯が炊けましたって言うんですよ。
で、おばあちゃんが、はいはいはいはいって台所に行って
仏器にご飯をついで
そしてお盆の上には そのみかんと仏飯が乗って
カタカタカタカタしながらね
おばあちゃん来るんです。
おばあちゃんがこう言ったんです。
だってね和尚さん、娘はこう言うけれど、
やっぱり大好きなお父ちゃんには
捥ぎたてのみかんと、炊き立てのご飯を備えてあげたいよねって
ボソっと言ったんです。
あぁ、そう言うことかって私はその時、反省させられた唯一の
おばあちゃんだけが心近できてるんです。
私たちは時間にとらわれているんです。
使っていると思いきや実はとらわれて時間に使われて
唯一心の時間出来てたのは、おばあちゃんだった。
本当の供養が出来ているのは、ばあちゃんだけだった
もう一度、自分の心の時間の生き方というものを
見直していかなあかんなぁって思って、
おばあちゃんに ごめんなさい。
ふと、言葉が出たのを今でも忘れられません。
さぁ、皆さんいかがですか?
ご自身、今の時間を聞いて振り返ってみて
心の時間出来てますか?
もう一度、時間の中にあるけれども
遅刻はいけないけれども、心の時間で生きている一瞬が
一日の中にあったらいいんじゃないかなと思うんです。
それが皆さんにとって月一、ここで手を合わせる
そんなひと時になっていただいたら
ありがたいなぁ、そんな1年を過ごして参りました。
どうぞ皆さん、来年うさぎ年でございます。
心を実って開花する年でございますから
ぜひ、良い準備をして迎えていただきたいと思います。
今年1年本当にありがとうございました。
《次回の法要の日程をお確かめください》
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