サンドーム北動物霊苑にて祥月月忌法要が執り行われました。

　　　　
お日様が差し暖かいお祥月となりました。

　　　　　
多くのご家族様にご参列頂きましとことに感謝申し上げます。
　
　　
YouTubeにて法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
　　　　　　

　　　
来月のお祥月も皆様のお越しをお待ちしております。

　　　　　　　　

　　　
　　　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　　　
あけましておめでとうございます
　　　
まずはですね、昨年旧年中におきましては
相変わらずの御朋愛のもとで皆さまこの御供養、
毎月来て下さる方もおられますけれども、
本当にお付き合いいただきました事、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
　　　
今年もですね1日から大変な状況になりましたけれども、
しかしながら今日一日を一生懸命生きていくということは
変わりはございません。
また一年、何卒よろしくお願い申し上げます。
　　　
そこで今日もね本当に清々しい一日の中で
お参りになりましたけれども、
たくさんの方が来てくださいまして嬉しい限りでございます。
　　　
丁度うちのお寺は京のお寺の地元福井ではですね
福井じゃないうちの地元はですね
左義長、どんと焼きですね
みなさん、村々どうですか？やっておられますか？
やってますよってとこありますか？
　　　
どんと焼きね、やってますね。
最近も本当にね神社さんでやるのは
まだ続いてますけど、昔は本当村々それぞれの地域町で
やっておられましたけれども、
　　　
あちらは道祖神（どうそしん）って言って
その村の守り神に1年何卒よろしくお願いしますということで
ああいったお正月のお飾り物をね
あと門松も終う時期になりますけれども、
まぁそういった1年の感謝というものを述べる日でございます。
　　　
その中で、うちのお寺今年のテーマがですね辰年です
こんなうちの父親のちょっと龍が漫画チックですよね。
龍というドラゴンって感じがしますけれども、
はい、青龍ね。
　　　
あの辰年の方おられますか？辰年、素晴らしいね。
おひとりだけ？下にも（下の階）おられると思いますけれども、
皆さんそれぞれ自分の干支がどういう意味を持っているか
これをちょっとね調べておいていただきたいなと
思うわけでありますけれども、
　　　
まずは今年辰年というのは毎年言っておりますけれども
干支は植物の成長に合わせていくんですね。
鼠・牛・寅・卯・辰　この辰はまぁ、あの種から始まりますとね
ちょうどこう青み、なんて言うのかな種から芽がでますね
で、こうどんどん伸びていきますね
　　　
伸びて葉っぱも茂らせて今からいよいよ
こうグングングングン花を咲かせるところまで伸びていく
ちょと準備が整ったそういうですね状況を申します。
そこで龍というもの、これ唯一 十二支の中で現実じゃない生き物なんですね。
龍というのは。
　　　
あと他は全部実在する生き物なんですけれども
ただ、我々仏教ではこの龍というものは
吉兆つまり我々に幸せを運んできてくれる
聖獣（せいじゅ）聖（ひじり）の獣（けもの）と書きますけれども
聖獣のひとつなんです。
　　　
そこでうちのお寺の今年のテーマは、
『龍翔』（りゅうしょう）龍翔っていうのは龍が翔ぶと書きます。
万年っていうのは1万2万3万の万ね。
年は1年2年のね万年いつまでもってことですね。
いつまでもで、寿（じゅ）ことぶき。
みなさん分かりますよね
新年の挨拶でよく言いません？
　　　
みなさん新年お喜びを寿ぎ（ことほぎ）ますって
聞いたことありますか？
皆さんポカーンとされてますけど、
寿（ことぶき）と書いて寿ぐ（ことほぐ）っていうんですね。
　　　
寿ぐ大いに声に出して称える（たたえる）って意味なんですけれども
つまりは龍翔っていうのは、
皆さん、龍が翔ぶ如くね今年一年皆さんの家々に
幸せというものが訪れてくれる
そういう一年になって欲しいなぁという意味で
今年のうちのお寺のテーマはこういう言葉に致したわけでございます。
　　　
そんな1月1日、本当に朝から天気が良くてですね
初詣のお客さんがとても多かったんです今年。
うちのお寺の場合は31日からずっと大晦日ね
除夜の鐘がありますから除夜の鐘が終わりますと
もう新年の御祈祷が始まって
お客様が帰られた後、私は一人でお寺のドウナイフギって言うんですけれど
各場所に土地神様であったり仏さまがおられるまで
一人でずっとお水を替えながら新年の御祈祷をしていくんですね。
　　　
なのでほぼほぼね、徹夜でこう毎年1日の夕方ぐらいまで
参詣者の方々の対応とするんですが
ちょうど４時頃でございますから
あぁようやく今年も無事こうやって始めるなぁと思った時に
このグラグラと来たわけでありますね。
　　　
で、ちょうど今修理を行っているところなんで
物凄い大きな巣屋根、仮設の巣屋根足場があるわけです。
で、お寺があるわけですけれども
みなさん大丈夫でしたか？
　　　
物凄い揺れた。もう初めて私もあんな揺れというもの経験しました。
1番最初にピーンと来たのは参詣者の方々ですよ。
大きい音っていうのはやっぱりあの横揺れは崩れやすいですからね。
もう何か被害があったら大声あげて
　　　
すぐ出て下さい！と言ってですね、お堂の中また駆けずり行きまして
で、でまぁ無事それは大丈夫だったんですが
次は金沢に居る父親ですよ
　　　
うちのお寺みたいにこういう伽藍（がらん）ではなくて
街の中にあるお寺なのでもう心配になって
そしたらあちらから掛かってきて父から大丈夫か？って。
むしろそちらが大丈夫か？とまぁ、そういう慌ただしい
1日でございましたけれども、
でも、でも皆さんその後みなさん言うんですね
新年早々から新年早々からえ縁起が悪いですって。
こういう風に言うんですよ。
　　　
いま、今日一日、一生懸命能登半島の方生きようとしているわけですよ。
もっと言えば１月1日なんてのは我々が決めているだけで
自然からしたら関係ないわけですよ。
　　　
さぁ、何か分かります？いつ何時何が起こるか分からんように
我々は常に来てるわけですから、そういった何か自分の中で囚われて
1月1日だから新年だから今日はって思うんじゃなくて
今日一日をまずはやっぱり感謝して一生懸命生きていく
そういうスタンスをね心持ちも大事だなと思うんです。
　　　
ですから1日もういろんなところから皆さんも県外の友達だとから
連絡があったと思います。
けれども、対応が終われるなぁと思うんじゃなくて
それだけ皆さんを想ってくれる繋がりがあるってことを
忘れちゃいけない。
それを分かっているからこそ今日みなさんこうやって
毎月家族動物の為に心を供えに来てるんですよね。
　　　
さぁ、今一度縁起云々じゃなくて、今日一日をどう捉えていくか
それは皆さんの心にかかっている
そして、ここにおられる方は、そういうつながりを大事に出来る心があるから
来れていることをまず褒めてあげて欲しい。
これが寿ぐですよ。
　　　
しっかり大いに自分の心を褒め称え
さぁ、今日も一日今できることをやって生きていく
そういう気持ちでね今できることを私も1年やり遂げえいきたいなと
思っております。
　　　
今年も1年色々忙しいかと
お付き合いいただけますように
よろしくお願い申し上げて1月の法話とさせていただきます。
　　　　
どうもありがとうございました。
　　　　　
みなさんお気をつけてねお帰り下さいませ
　　　
　　　　　　　　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　　　　　
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