新型コロナウイルスの感染回避の為、３月と４月は無参列者供養で開催しておりましたので、
２か月ぶりに皆様にご参加して頂けるようになりました。
　
多くの参拝者様がお参りに来られ、適切な距離を保ちながら参加して頂きました。
　
　
　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　
新型コロナウイルスも非常事態宣言を解除という事で、徐々にですが日常生活を取り戻して頂けるのではなかろうか、と思っております。
また、霊前供養もしばらくの間は国で言う「三密」を避けて頂いて、無事に開催するように心がけていきたいと思います。
　
さて、この三密についてです。
「三密を避けてください」という言葉をテレビ等々でお聞きしていると思います。
「三密」とはみなさんなにか知っていますよね？
　
・密閉・・・換気の悪い“密”閉空間
・密集・・・多数が集まる“密”集場所
・密接・・・間近で会話や発声をする“密”接場面
　
この3つの事を「三密」と言いまして、極力避けて完全防止に役立って頂きたいという事です。
　
実は、仏教にも『三密』がございまして、私の宗派は密教という手法を使っております。
印を結んで仏さまと一体になる作法を『三密』という風に表しております。
この三つの行いは、「身・口・意（しん・く・い）」と言われております。
　
・身密（しんみつ）・・・手で印を結び仏さまを表しています。
・口密（くみつ）・・・教えを声に出して唱えてること。
・意密（いみつ）・・・仏さまを心で感じること。
この手法をもって仏さまと一体となります。
　
修業したお坊さんにしか出来ないじゃないですか、とよく言われるんですが、
実はですね、皆さま方にもすぐに取り入れて頂ける『三密』にも繋がっております。
　
「身密」は行動とか体を表しています、自分の体を大事に思いやる、ということです。
感染を伴わないように、心掛けて心・身体を整えるということ。
また、行動を考えるということですね。
　
「口密」は言動に気を付けなさい、ということです。
コロナウイルスに従事しております医療従事者の方々やエッセンシャルワーカー（私たちの社会を支える必要不可欠な仕事を担う人たち）の方々に心無い言葉を浴びせるなど、テレビ等々で見られています。そのような言葉に気をつけて、人を思いやるということ。
人の悪口や批判を言葉に出しているよりも、人に感謝の気持ち・「ありがとう」という言葉を表しなさいよ、ということでございます。
　
「意密」は心を穏やかにし落ち着かせて、日々の生活を送ろう、ということです。
　
これは、国が定めております「三密」と同時に、我々が取り入れられる「身・口・意」全ての『三密』、この両方を取り入れて頂いて、日々の生活をより良い、過ごしやすい方向に持っていって頂ければ、コロナにも打ち勝って頂けるのではないかなと思いまして、このようなお話をさせて頂きました。
　
「三密」は避けて、この『三密』の行いを正して、また供養に来ていただいたり、日常生活をより良く過ごして頂けたらと思っております。
　
　
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　
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