朝から雨が続いておりましたが、祥月月忌法要前には雨は止み、
良い天気に恵まれた中、多くの参拝者がお参りに来られました。
　
新型コロナウイルス感染予防といたしまして
　
・入り口の常時開放(正面玄関・２階非常口２か所)　
・入り口前に消毒液設置
・受付時にサーモグラフィーカメラモニターでの検温　
・密を避けての１階と２階に分けてのお立会い　
　
　　　
　
　　　　　　　　
　
上記のような対策を行い、スタッフもフェイスシールドを装着して皆様に安心して参列して頂けるように致しました。
YouTubeにて法話の様子を掲載しております。
　
　
　⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　
先週は秋のお彼岸でして、連休もあり納骨堂に家族一同が足を運んで頂いての方が沢山おられたかと思います。
どうもありがとうございました。
　
さて、お彼岸も終わりまして日々過ごしやすくなったかと思います。
　
仏教の経典で『 融通無碍(ゆうずうむげ) 』という言葉があります。
　
「 お互いが影響しあって繋がる 」という教えです。
　
過去にテレビ番組等々でやっていましたけども、
あるお宅のわんちゃんのお話です。
ご主人が会社から帰宅すると必ず事前に玄関にいてお出迎えをするという事で、
実験の様なことを行っていました。
　
ご主人が会社から寄り道をすると、その間は反応がないのですが、
自宅に帰ろうとすると玄関で座って待っている、というような事でした。
　
これはわんちゃんを飼っている方ならそのような経験があるかと思います。
　
私も、愛犬と一緒に生活している自宅に毎月いきますと、
必ず玄関にわんちゃんが待っています。
飼い主さんの話だと、
「来る前から、たぶん車に乗っている間から玄関にいるんだよ」
とおっしゃってました。
　
そのことを考えると私達は自然に影響しあって、繋がっているんだなと。
まさに『 融通無碍 』という事ではないかなと思っております。
　
　
もう一つことわざの話です。
　
お互いが一緒に話すことって出来ないですよね。
お互いがバンッと一斉に話すとどうですか？
話なんか出来ないですよね。
しかし、歌は唄う事が出来ますよね。
１０人でも１００人でも一緒に唄う事は出来ます。
これもお互いに通じ合っているから出来る事です。
　
手を合わせる行為もそうです。
　
今日はここに時間を合わせてみなさんお集まり頂いて、
手を合わせて頂いて。
これも言葉のみならず、心が通じ合っているからだと思います。
　
わんちゃんネコちゃん、みなさんが飼っていた動物達の通ずる気持ちが、
仏様に手を合わせて、伝わるんではなかろうかなと思います。
　
　
長らくコロナ禍の生活が続いており、互い互い距離をとっての生活だと、
中々繋がれたい想いも伝える事が難しいような中で、
この『 融通無碍 』という教えの、互い互いが離れていても通ずるものがあるという事。
通ずる気持ち・心を大切にして頂き、皆さまの生活に取り入れて頂けたらな、と思います。
　
本日はどうもありがとうございました。
　
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　
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