多くの方にご参列頂きますので、
新型コロナウイルス対策と致しまして・・・
　
出入口の常時開放
納骨堂外でのお焼香台設置
サーモグラフィーカメラでの検温
受付スタッフのフェイスシールド装着
消毒液設置
　
上記を実施させて頂き、皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
　
来月の法要も皆様のお越しをお待ちしております。
　
また、YouTubeにて法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
　

　
本当に清々しい秋の一日を
迎えることができていまして・・・
今年は秋がないのかな？と
思っておりましたが、
ようやく秋らしい日が続いております。
　
うちのお寺の紅葉・楓
少しずつ色づいてきました。
あぁ、今年もちゃんとこうやって
自然が秋の訪れを教えてくれるなっと
コロナの中でも安心させて頂ける
そういう心境があるわけです。
　
その紅葉というもの
よくよく見ていきますと、
霜月です。
11月の。
この霜月と言いうのは
楓と大変深い関係がありまして・・・
　
年々この紅葉の色合いの良さ
というのはやはり違いますよね？
　
これはやはり昔から
霜を担えば担うほど、
つまり、寒暖差があればあるほど
楓というものは綺麗に
色付いていくわけであります。
　
これを我々の人生例えますと
この霜を担う”　苦労　”
辛い事・悲しい事
色々あるけれども、
こういった事から逃げる
というわけではなく、
受け止める事は中々難しい事です。
　
こういった経験値の中で
実は、人としての
秋の様な奥深さというものが
人柄から滲み出てくるのではないか
と思うことが多々あるわけです。
　
その為にはどうしたらいいのか？と考えた時に、
一つこの仏教の考え方としましては
これ面白いのですが、
我々この仏教はお釈迦様によって
2,500年前に生まれたのですが、
仏教とか宗教とかいうと
皆さんは高尚で違う考えのように
考えておられますが
お釈迦様はセンセンショナルな事を
2,500年前に発表したのです。
　
どういうことかというと、
その当時は、
神様ありきの宗教ばかりだったのです。
つまりは、
【我々の人生は神様が決めていく】
そういうような教えばかりだったのです。
　
その中でもお釈迦様は
そんなものがあってたまるか
ふざけるなと・・・
　
病気になる事
老いていく事
死んでいく事
　
こういう事さえ、
神様が決めるならば
我々は人として
どういう所に向かって生きていけばいいのか？
ということで釈迦族の王子として
生まれたわけですが、
お城を出て出家して修行に出られました。
　
それで発見したのは何かと言うと、
人任せ・環境任せ・神様任せではない。
自分の心の在り方次第で人生は変わる
≪因縁（いんえん）≫
という考え方を発見したわけです。
　
簡単ですね。
因縁正起（いんえんしょうき）ですから
原因があって、
結果が生じるということです。
　
これ我々今だったら納得できますね。
神様が我々の人生を決めているのと
原因があって結果が生まれる
どっちを皆さん信じますか？
後者ですよね。
　
こんなに当たり前なことなのに
当時はそうではなかった。
　
でもそれを見つけた瞬間に
そういう事だったんだと
人々を救っていく教えになったわけです。
　
これを簡単に言うと、
植物と一緒なのです。
　
原因＝種を植えること
結果＝花が咲く
　
ですが、植えただけで花が咲くでしょうか？
そこに努力が必要になってくるわけです。
これを『縁』と言います。
何かと言いますと
土・風・水・太陽
色んな縁というものが働いて
結果花が咲くのです。
　
けれど、花を早く咲かせたい！
と思って肥料をいっぱいあげたり、
水をいっぱいあげたらどうなるでしょうか
根腐れして咲きませんね・・・
　
だから仏教は縁が大事だというのです。
　
偏るな。拘るな。
自分で選び取れないような縁が
日々、私たちに突き付けられるけれど
その縁から逃げることなく、
この縁を活かしていくか？
それが我々の人生の豊かさ
今の紅葉のように
真っ赤に燃え上がっていく
人柄というものに
繋がっていくわけであります。
　
辛い。
苦しい。
悲しい。
　
そう思う事、今まさに皆さんは
家族動物というその別れの苦しさと向き合って
手を合わせに来れているのです。
　
これが素晴らしい。
その中でも、今日秋の一日が気持ちいな。
手を合わせたら一つホッとするな。
ここが大事なのです。
　
人任せ。環境任せではない。
この素直に祈れる心というものを
どう使っていくか。
ここに、1人1人の人としての
力というものがあるわけです。
　
是非そういう力が
”　ここ　”にあると、
信じる事は今日からできると思います。
　
小さな力・大きな力
関係ありません。
自分の今為すべき事、
それを素直に信じて
まずは行っていく。
　
こういう所から一緒にご精進頂けたら幸いでございます。
今日は秋の一日、本当に良い中で
ご法要に御参詣頂きました事
心から感謝申し上げます。
また来月お会い致しましょう。
ありがとうございました。
　
　
　
≪お客様の声≫
　
小松市Ｙ様

大変親切にして頂き、
ありがとうございました。
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　
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